アドラー心理学の個人心理学とは?

反対側にフロイトを置くと、ものすごく分かりやすいアドラー心理学の個人心理学なんです。トラウマって言葉は、いまでは小学生でさえ日常語として使っていますが、このトラウマを否定しています。過去に重きを置き、現在を解釈するフロイトの立場を否定して、現在と未来へ重きを置き直したのがアドラー心理学の個人心理学なんです。治療の仕方としては、いろいろと説明されているけれども、ようするに、現状を客観的に把握することで、もつれた糸をときほぐしていくような、そういう治療の仕方だと思います。
だからこその、アドラー心理学の、個人心理学なんです。過去に重きを置いてしまうと、過去は他者との交わりの連続なので、そこから問題点を拾っていくとすれば、まるでクローバーの草取りみたいに1ヵ所を引き抜けばズルズルズル・・と根っこが際限なく連なっていくわけです。この問題を解決するには関わった人全員に問題定義しないとうそでしょう。そこでトラウマという話にもなるわけです。アドラー心理学の個人心理学は、変えられるのは基本的に自分だけというスタンスです。根っこはもういいと。すると、いじれるのは現在と未来だけ、ということになりますので、治療として、出来ることは、客観的に把握し、分析することぐらいです。「いま、あなたが出来ることは?」
あなたができることへ +1 !

関連キーワード

関連ページ

心理学の根拠は?
アドラー心理学ですが。心理学は、いわゆる自己啓発書と親和性があり、どうも都合良く使われてしまうのだけれども、無理もなくて、厳しくジャッジすれば心理学ってどの辺まで根拠ある言論、あるいは体系なのでしょうか。いつもその辺がボヤけています。哲学ともまた違うんですよね。心理学はフシギな学問です。以前に書いたとおり、心ある精神科の先生なんかは白状しています、まやかしだって。表現の仕方にもよりますけれども、よ
フロイト ユング アドラー ヤバい
が、これは精神科だけでなく、全科目が、そうかも。解明されていないことが沢山あるんですよね。人間は万能でなんでも知っているような顔してますけど、医療の現場においても未知数だらけです。まずこのことを押さえた上で心理学も傾聴したほうがいいですよ。アドラー心理学だって都合良く使われていますから。心理学の関連リンクを飛んで飛んで行くと、あっという間にカルトなぬるま湯に沈められてしまいます。正直、フロイト、ユ
アドラー心理学の個人心理学とは?
反対側にフロイトを置くと、ものすごく分かりやすいアドラー心理学の個人心理学なんです。トラウマって言葉は、いまでは小学生でさえ日常語として使っていますが、このトラウマを否定しています。過去に重きを置き、現在を解釈するフロイトの立場を否定して、現在と未来へ重きを置き直したのがアドラー心理学の個人心理学なんです。治療の仕方としては、いろいろと説明されているけれども、ようするに、現状を客観的に把握すること
アドラー心理学の個人心理学はどうしてヤバい?
アドラー心理学の個人心理学、これのどこがヤバいのかって? アドラー心理学の根拠は、どこにあるのでしょう。心理学、〜学というよりも、アドラーの思想にもとづいています。アドラーの思想が根拠です。アドラーの思想が正しいとか間違っているか、これは別の話ですよ。〜学というからには、正当な根拠が求められます。思想では承諾しかねます。しかも、心理学全体については先に書いたとおり、そこへもってきて、アドラー心理学